俺の所属している部は社内のコストを管理している部門だということは、

いつかこのブログにて書いたと思う。

今現在担当している業務も、予算と実績を管理していくものだ。


その担当している業務の一つに「予算変更受付」というものがある。

新たに追加する予算の承認や部門間の予算変更に対して、

それらが適切であるかどうか、チェックするのである。


当然カネのことなので、開発、生産、販売などの部門にかかわらず、

ナーバスな問題になってくる。

また、予算変更には大体の場合どこかの部門が失敗したことに起因している場合も多く、

その失敗内容についても根掘り葉掘り聞かなくてはならない。

するとやはり、その部門としては「新入社員のくせにうぜぇ」といった対応をしてくる。

そりゃ、自分たちの失敗をこれでもかと言わんばかりに聞かれたら、ウザイに決まってる。


以上のように、この業務は常に殺伐としている。

俺にとって、泥臭い業務はまだまだキツイ。

とは言え上司が「突撃しろ」という命令を下すので、

逆らうわけにはいかないのだ。

どっちにしても怒られるなら選択は至極簡単。




そして今日も今日で予算変更業務がやってきた。

いつも突発的に入ってくるのだ、こちらの都合も考えて欲しい。


今回はとある販売部門と開発部門が、

予算を巡って戦った結果についての変更なのだが、

書類を見る限り明らかにおかしい点がいくつかあった。

いい大人なんだから書類ぐらいちゃんとわかりやすく書いてくれ。

こんなデタラメな書類に判を押してしまえば、

国税局に責任を追及される恐れもあるのだ。


で、この書類にケチをつけるために開発部門の人としばしミーティング。

「なんでコスト削減に成功してるのに、失敗と見なされるんですか!」

泣き言を言う開発部員。

しばらく愚痴に付き合う。


すると本当に悪いのは販売であることが判明。

販売部門にも文句を言うべく、電話を取ろうとするも、

あえなく定時のブザーが鳴り響く。


月曜はどうやら修羅場になりそうだ。

販売と開発の戦いに、管理部門の俺が殴りこみ。

それも新入社員の。



ダーティな展開はやめて欲しいぜ。