深く考えて欲しい。

我々が常に正しいとは言えないのと同時に、

ホワイトバンド運動を主催するNGOも正しいとは言えないのだから。



そもそも、どうしてはなから俺が、ホワイトバンド運動について否定的かと言うと、

主催するNGO団体の社会的信用がないからだ。


とくにピースボート が参加しているのが気になる。

彼らはNGOの皮をかぶった親北朝鮮派のロビイストである。

しかも、会計報告が不明瞭なのも有名な話だ。

さらにピースボート 以外にも、イデオロギー的に偏った団体が参加している。



「でも理念が正しいのだからいいじゃないか」

という意見もあると思う。


しかし、はっきり言うが、彼らが金を集めて、人を集めて、

本当に貧困に苦しむ子どもたちのためになるようなことをする保障が、

どこにあるというのだ?

前にも書いたが、活動費という名目で、

飲み食いに使われたとしても、文句は言えない。

それでもいいのか?



その証拠か、世界同時のプロジェクトのくせに、

日本だけ、ホワイトバンドの値段が三倍という事実

これを考慮すると、サイトで報告されていた製造原価などの内訳も、怪しくなってくる。

疑い始めたらキリがない。


それに思想的に偏ったNGO団体が、

募金を横領したという前科があるのは本当だ。

それでも彼らの言っていることを信じれるのか??


北朝鮮の民衆を飢餓に追い込んでいるような金正日を支持している

ピースボート が、アフリカで苦しんでいる人々を救うわけがない。





このプロジェクトを立ち上げたNGOに腹が立つ。

人の善意を利用して資金集めをするなど言語道断。


偽善などではない、悪そのものだ!





もうこれ以上、ホワイトバンドについて書くつもりはない。

俺はこんなところで声をあげることしかできないし、

彼らの行動を是正するための行動をとることもできないからだ。







俺はこれから、資本主義市場経済の中で、

一人のプレイヤーとしてどこまでいけるか、

試してみたいと思っている。


そして、俺がこの先やらんとしていることによって、

間接的にだが、貧困国をさらに貧困国へと追いやるかもしれない。

それでも俺はこの乗っかったゲームから降りるつもりはないし、

自分の生活を守っていくことで精一杯だ。

仏教が正しかったとしたら、来世は修羅界に堕ちるだろう。


そんな俺がこのような貧困を語るなど、

偽善であることは明らかである。


そう、俺もまた偽善者なのだ

偉そうなことを書く資格などはないのかもしれない。


しかし、ホワイトバンド運動を見て、声をあげずにはいられなかった。

それだけはご理解いただきたい。