女、曰く


「彼が冷たいんだよねー。アタシが寄ってもいつの間にか避けてるし。女馴れしてないのかなーって思うこともあったけど、やっぱそうじゃなくてただ冷たいだけ。それからレディファーストとか考えてないし。彼?うん、好きだったけど、こないだ会った先輩の方がいいかなー。もうあの先輩の方が好き。」



男、曰く


「なんかさー常にラブラブーってのなんか照れくさくね?いや、確かに好きなんだけど。それに、ほら、あれじゃん。毎回毎回言わなくたってわかってると思うしさー。んでさ、いつもいちゃいちゃできないし、俺、押さえ切れなくなっちゃったりするし、な、わかるだろ?それに俺けっこうシャイっちゃシャイだし。でも手をつなぐくらいは平気なんだけどな。まさか、こんな理由で振られるなんてさ。あ、いいのいいの。へこんでるけどまたいい女見つけるからOKだって」



友人、曰く


「あいつら?すげー馬鹿ップルだったじゃん。いつもいちゃいちゃしてたし。でもアイツが振られたのはかわいそうだな、ちょっと。っていうかこれから仲間うちであいつらにどう接していいのかよくわかんねぇ。あいつらがあっさりしててくれてたら助かるんだけどね。ホント」