本当はFちゃんとも元カノTとの顛末について書こうと思ったのだが、

あいにく彼女たちと連絡が取れていない。

このまま自然に消滅していくのもまた一興。

しかしそれは男としてどうかと思うのでけじめだけはつけたい。




さて、今夜の本題。


コミケに出店していたホットドッグ屋でバイトしていた女が、

自分のブログにてオタクに対して、

「東京ビックサイトでバイト!コミケのやつらを相手に…。」

「きんもーっ☆」

「くさい」

などという発言をして物議をかもし出している(2ちゃんねるで)


【ミラーのアドレスはこちらhttp://www.geocities.jp/hotdog_bolg/bloglog/1.html



確かにオタクは見た感じ不気味だったり、ダサかったり、

あるいは風呂に入らないから臭かったりするかもしれない。


しかし、自分の顔写真をこれ見よがしに掲載している自分のブログにて、

そんな発言をするなど、人間性、品性を疑われたとしても仕方が無い。

そもそもこの女は、仕事でオタクたちの相手をしているのである。

つまり、金を間接的にもらっている相手に対して、

そんなことを言う時点で経済の中で生きる者としての、

最低限のマナーすらわかっていないのだ。


俺もバイトしていたとき、どんなにウザイ客でも最低限の礼は尽くした。

そりゃ、その後愚痴ったりするが、基本的に公の場でそんなことは言わない。


また、ブログとは個人が公の場に能動的に情報を発信するツールでもある。

ということは発言に責任を持たなければならない。

やたらめったらおかしな馬鹿なことを言ってはいけない。

俺も人間性を疑われるようなことを書いている気もするが・・・。



閑話休題。

俺の友人には、リーマン、エンジニア、ニート、フリーター、新聞屋、学生、金融マンetc・・・

またそいつらのジャンルも、一般、ヤンキー上がり、体育会系、ギャル男、秋葉系etc・・・

上記のように、職業もジャンルも様々だ。


俺の信条として、気持ちのいい人間と付き合う、というものがある。

どんな職業だろうと、どんな趣味をもっていようと、

あるいはイケメンorブサ、賢いか愚かか、

別にそんなことはどうだっていい。

いっしょにいて気持ちがいいヤツかどうかが重要なのだ。


たとえ秋葉系のヤツでも、

暗いばっかりじゃなくてなかなか面白かったりするものだ。

特に彼らの半端じゃない知識には驚かされる場合も多い。

くさかったりするけど。

ていうか体臭ならオタクなんかより白人のがすごいと思う。


バックグラウンドや立脚点が違う相手だとしても、

気持ちがいいヤツ同士の間には尊敬の念が生まれる。

この歳になるまでに、それは何度となく実感してきた。


それが、人間の価値は内面で決まる。

という俺の信条に直結している。




それでは、その女はどうだろうか。

ここで断じてしまおう。

俺の客観、主観、関係なく最低。


たかが普通の見た目でバイトのくせに、

不当な理由で人間を見下して、蔑んで優越感に浸った。

それだけで俺がその女を蔑む理由は十分だ。



自分の顔を「かわいいでしょ」と言わんばかりにブログに載せて、

オタクを敵にまわしたお陰で有名人になってしまった彼女のこれからの生活に対して、

同情はしない。


なぜなら、公の場に向けて発言する時点で、

その発言に責任を持たねばならないのだから。

それもまた、ブログの意味なのだと俺は思う。


(俺も発言には気をつけねば・・・なんて思っててもやっちまうかもなー)

※京都の画像が諸事情によりアップロードできません。

日を改めてアップします。

我ら五人の夏休み気分の新人サラリーマンたちはそれぞれ、

京阪神周辺、富山、神奈川県とこのように実家がばらばらである。

よって、車の持ち主と俺は神奈川まで帰らねばならないので、

京都で見物が済み次第、関西の3人とは別れるということになっている。


ということは、俺と車の持ち主のYは名神高速を突っ切って東名を走りきるという、

少し過酷な旅をそれぞれの車で1人で乗り切らねばならない。

考えただけでも気がめいる。




8月6日、午前7時。

5時間弱ほどかけて、俺たちは京都に着いた。

外はすでに暑い。

上洛。


それからマクドナルドという、ジャンクフードを食わせてくれる店に入った。

店内のざわめきが、広島弁から関西弁に変わっていたのに少しばかりの違和感があった。


しばらくそこで話し合った俺たちは、京都中の神社仏閣を回ることにした。

といっても、京都に来てすることがあるとしたら、それしかないのに違いはないが。



ジャンクフード屋を出た俺たちは、竜安寺、仁和寺、鹿苑寺金閣、嵐山、清水寺という順番で、

修学旅行で行ったことのある名跡を懐かしみながら回った。



竜安寺。

ここは石庭で名高い。

緻密な計算の元に、白石を整えた中に敢えて岩を置いてシンメトリックな構図を壊す。

これは現代にも通じる美意識であり、大したお洒落感覚だ。

そういえば、人間は本能的に左右対称を好むそうで、

また、シンメトリックな顔の人間が美しいと本能的に感じるらしい。

実際に一分の差異もなく、左右対称の人間の顔を目の当たりにしたら、

おそらく気持ちが悪い。

シンメトリックな美的感覚と、アシンメトリックな美的感覚。

背反する二つの感覚を同時に持ち合わせるということに、

人間の矛盾を感じる。



金閣。

マルコポーロはこの寺の話を聞いて馬くらいしか移動手段がない時代に、

黄金の国ジパングを求めてわざわざヨーロッパから中国までやってきた。

しかし何の事はない、純金だけでできているのではなく、

単に金箔を寺に張り付けただけである。

まぁ、金箔自体高価なものには違いないが。 

もし真実をマルコポーロに打ち明けたら、彼は酷く落ち込むに違いない。

そしてその後、罵倒するに違いない。

『ざけんな。純金の城があるというから来たってのになんなんだよアレは?寺?

しかも張り付けただけじゃねぇか金の紙を。詐欺だ。畜生」




清水寺。

ここは舞台が有名であるが、

一部ではここのおみくじには凶がたくさん入っているということでも有名だ。

今から9年前、修学旅行で清水寺を訪れ、おみくじを引いたとき、

俺は人生ではじめての凶を引いてしまった。

ならば自分が大吉を引いてみせると意気込んで、

いっしょにいた同窓の友たちもおみくじに挑んだ。

しかし結果、五人連続で凶が出るという始末。

仏さんも何が面白くてこんな酔狂なマネをしたのか。

いたずらにしても度が過ぎている。

ファッキンブッダ。

清水の舞台から飛び降りたつもりでバンジージャンプ。




かつて来た事のある町を、少々懐かしみながら回った。

ふと思うのは、9年前に見た京都と、今見るそれとの違いだ。

同じものを見ているはずなのに、懐かしさとは違った違和感。

感性が、あのころよりも鈍ったからなのか。

あるいは、老成されたからなのか。

答えは10年後の俺に見つけてもらうことにしよう。

きっと父になった俺の感性では、今とはまた違ったものが見えてくるだろう。

そしてさらに、俺が老人になったときにはどうだろうか・・・

もしかすると、人生における一つの解答が、ここに用意されているのではないか。

八月六日、午前零時。

夏休み、開始。


寮の友達が、新車を購入したので、

その車の慣らし運転を兼ね、前に乗っていた古い方を実家に送り届けるついでに、

途中で京都に寄ったりして楽しみながら帰ろう。

という具合に、夏休み開始と同時に野郎五人ばかりの過酷な旅行が始まった。


集合時間直前に、ロビーまで降りると、

他の3人に関しては準備を済まして集合していたものの、

車の持ち主たるY樹は時間になっても現れる気配がない。

また、携帯にかけてみても、反応がまったくないのである。


「ヤツは間違いなく寝ている」


そこにいた全員がその推測に同意した。


そこで俺が、彼の部屋に赴き確認を行なうという任務を帯びた。

ドアの前で携帯をコールすると、

ぴゃらぴゃら携帯の音が聞えてきた。

推測、正解。


それから彼の準備をまち、予定よりも30分ほど遅れて、

神奈川県へと出発。

ほぼ丸一日かけた過酷な旅行が始まった。


食糧や眠気防止グッズを購入し、給油を済ませたあと、

山陽自動車道に乗り、京都へと向かった。

午前2時半、静まり返った広島を、実に3ヶ月ぶりに離れて京都へと向かった。


【韓国人留学生Y君の証言】

「僕の国では徴兵があるんだ。僕も2年間と少し、軍隊に入ってた。

軍隊では毎晩のようにいじめられた。先輩たちが新兵を並ばせて殴るんだよ。

僕も新兵を教育するようになったとき、後輩を殴らなければならなかった。

すごくイヤだったね。それから、訓練中の事故で死ぬ人もいる。

それなのに事故については新聞にもテレビにも出ない。

できれば徴兵なんてない方がいいに決まってる。

・・・でもね、北朝鮮がいるからしょうがないんだ。いざとなったら僕も戦う。」

学生時代。自由で平和なキャンパス内のベンチの上で。




【イラン人富豪Aさんの証言】


「オサムくん、日本はいい国だよ。本当に。

こんなに平和な国って世界でもかなり珍しいと思う。

私も昔イラクが攻めてきたとき、戦争に行ったんだけど・・・

ひどいところでしたよ、戦場は。

あ、おいしいですね、この牛肉は」


ラーメン屋で。焼豚をすすりながら。





クソガキが学校でイジメこいてて、

女子高生が小遣い稼ぎに売春をして、

サラリーマンが痴漢をして捕まって、

主婦は家事を放置して昼寝をし、

政治家は権力争いに明け暮れる。

今流行のニートなんか毎日暇を潰している。


こんなことが日常で繰り返されていても、日本という国は平和である。

いや繰り返されるほどに平和とも言えるだろう。



しかしてこの異邦人二人の俺たちとは違った戦争に対する認識。

左翼の似非市民団体が声を高らかにして念仏のように唱える、

「反戦平和」

そんな欺瞞に満ちた文句よりも彼らの生の声の方が、

よっぽど真実を雄弁に語っている。



彼らは身をもって知っているのだ。

平和の尊さを。

平和というのは自ら勝ち取るものだということを。


戦争というものに対してリアリティを感じることができない。

それはブラウン管の向こうのドラマやバラエティ番組と同じように。

生まれてこの方、戦争が身近だったことなど一切無い。

だから俺にも彼らほどはわからない。

戦争の恐ろしさも、平和の尊さも。


しかし、どうすれば日本の平和が守られるか、

それを考えることは少なくとも可能だ。



あの反日国家の中国と北朝鮮のミサイルが、

こうして今も日本に向けられているという現実。


戦争反対!自衛隊反対!アメリカ軍出てけ!


危険な要素は実は身近だったりする。

故郷と家族、恋人や友人たちを守るために武器を手にしておくことは、

果たして罪深いことなのだろうか?



世界平和を希求するもの悪くはないが、

まずどうすれば日本の平和が守られるか、考える必要もあるだろう。


こうして平和を叫び戦争反対と叫べるのも、

紛れも無く、日本がミラクルピースだからなのだ。

前々回の記事に書いた通り、彼女を公開します。


神仏照覧!

とくと目に焼き付けるがいい!!









































サバンナRX-7


じゃーん。

新しい彼女のサバンナRX-7です。



ん?騙されたって?

いやいや、俺は何一つ嘘はついてない。


『でもその彼女ときたら、やたらと金がかかるし、

すぐに機嫌を損ねては、動き出そうとしない。

おまけに実はけっこう歳もいっている。

さらに言えば、なかなか言うことを聞いてくれないじゃじゃ馬だ。

扱いが非常に難しい。』



確かに以上のように書いた。

しかし、これはいわゆる比喩として意味を汲み取っていただきたい。


金がかかる→燃費が最悪!

機嫌を損ねる→ロータリーエンジンはトラブルが多い!

けっこう歳もいっている→平成2年式!

言うことを聞いてくれないじゃじゃ馬→パワーを制御するには技量が必要!


ほら、嘘ついてないでしょ?

ね?




人と車の関係というのは、いろいろなものに喩えることができる。


思い出を共有できる家族の一員として、

走ることに命を賭けている者にとっての相棒として、

あるいは俺のようにその車に惚れた者にとっての恋人として。




車という道具は、便利さだけが求められているわけではない、

と俺は主張したい。


というのも、車には技術屋の魂を込められているからだ。

そして、その技術屋がその車に与えた人格というものが確実に存在する。


この車が持っている人格に、俺は惚れた。

ロータリーサウンドは官能的と言えるし、

時を経ても古びないデザイン。

これらが俺の感性に直撃した。


古の技術者たちの思いが車を通して伝わってくる。


スポーツカーとは何か?

乗っていて楽しい車とは何か?


これらの質問に対し、『彼女』はきっと明確な答えを出してくれるだろう。





今まででは最も扱いの難しいオンナだが、きっと乗りこなしてやるぞ、FC。


広島の人々の電車に乗るマナーは、はっきり言って悪い。

満員電車だというのに、バックパックを背負ったままのヤツ、

座った席の隣に平気で荷物を置く阿呆、

馬鹿騒ぎする女子高生集団、

降りる人がいるのにドアの前からどかない馬鹿、

などなど。


東京に比べたら明らかにマナーを守れない自己中が多い。

おまけに気違いまでいるんだからどうしようもない。


山陽本線および広島駅周辺の支線の客層は、

今まで乗ったローカルの中では最悪の部類であると言いきってしまいたい。



で、今夜フォーカスしたいのは、この中の気違いである。




俺は可部線という支線に乗って、広島駅を経由して、

会社の最寄り駅まで毎朝行くのだが、

その広島駅から気違いは乗ってくるのだ。


降りる人がいようと、先に電車に乗っていた人がいようと、

構うことなく人々を押しのけて、そしてときには突き飛ばして、

強引に乗りこんでくる。


その女の特徴は、帽子を深々とかぶって夏なのに厚着、

それからマスクをして、メガネをかけている。

一目見れば、外見からおかしなオーラを放っているのがわかると思う。


また、その女が人を押しのけるのは、

自分のお気に入りのポジションを占拠するためだ。


広島を走る列車の後方には、

バスにあるような料金を支払う機械が置いてある。

その機械の左右には十分なスペースがあり、

そのスペースを確保すれば、座らずとも楽に満員電車をやり過ごせる。

この狙いがあり、気違い女は他人の目を気にすることなく、否、

占拠した後の目つきは、周囲を威嚇するような獣じみたものだ。

端から他人に対する迷惑など考えていないらしい。



この法に触れるかどうかわからない、ギリギリの行為に

俺は秩序を守りたいという信念から、

その女の行為を妨害したい衝動に駆られてしまった。


というわけで、いかにネタとして面白いものになるか、

また、その気違い女をいかに懲らしめるか、

この二つの点を重視して作戦を立てた。



<作戦第一段階>

携帯のムービーで撮影し、各参謀とともにさらなる作戦のリバイスを行う。

用心は過ぎたことに越したことはない。


<作戦第二段階>

恰幅の良いT君を投入し、事前にその気違いのお気に入りスペースの周りに配置させ、

スクリーンアウトを行う。

作戦コード:スラム・ダンク

「ディーフェンス!ディーフェンス!」

<作戦第三段階>

あらかじめ、そのスペースに陣取ってみる。



とりあえず、作戦段階はすでに5まで策定しているが、

流動的な事態も想定しているので、今夜記述するのは第三段階までだ。


そして明朝、作戦第一段階を実行予定である。



今後、2週に渡ってこの作戦結果を掲載するのでお楽しみに。

勝利の栄光を、キミに!

今更ながら福知山線の事故についてだが、

この話は当日の事故の衝撃的な映像から始まって、

追及されるJR西日本と愚かなマスコミ、

そして紛糾する補償問題。


今後この事故から始まった一連の出来事が、

どのように展開されていくのか、

俺にとっても興味の尽きないところである。



さて、今日のyahooのトップにてこのような記事があった。

「JR福知山線脱線:事故犠牲者・中西聡さんの義母が手記/兵庫」



記事の内容は事故でなくなった一人の男性の義母が、

その心境と、娘婿であるその男性と娘、子どもたちに対する想いを書き綴っているものだ。


これを読んで心に突き刺さる哀しみが伝わってきた。

その哀しみは全能の神をもってしても拭えないものだろう。

この義母の痛切なる慟哭が、

ネットという隔絶された距離を感じる媒体によってでさえ、

俺に届いてくる。


娘婿との思い出、残された娘と子どもたち。

その義母が慟哭するのは手にした絆のためだ。





ところで、俺は死んだら無だと思っている。

少なくとも、人が命を落としたら、

その後はいわゆる現世の記憶とは無縁のところに行ってしまうのではないか、

そんな風に考えている。

逆に意識が永遠に続くと考えたら気が狂いそうだ。

まぁ、これは俺の願望かもしれないが。


つまり、死が与える哀しみというのは

あくまで残された人々のものでしかないということだ。


葬式をするのも、墓を立てるのも、死んだ人間のためではなく、

死んだ人間と隔絶された人々の安らぎのためなのである。


「愛する者がいなくなってしまっても、どうにかして共にありたい」


そんな一期一会という人間の抗えぬ宿命を

拒否したい願望なのだと俺は考える。

いつか12年ほど飼っていた猫の臨終を看取ったとき、

俺もその猫と別れたくない一心で墓を作ってやりたいと思ったものだ。

たとえ俺に懐いてきた猫の魂が、もうその抜け殻に宿ってはいないとしても。


哀しみと怒りと愛。

それらはすべて、生きているから感じるのだ。






突如としていなくなってしまった100人を超える人々に関わったその何倍にも及ぶ人々。

この人々が完全に救われることはおそらく死ぬまでない。


>4月25日のあの日、あの時の、あなたの手がかりを今日も探して、残された者の心の穴はぽっかりあいたまま。合掌。

残された人々は死ぬまで愛する人の手がかりを探し続けるのだろう。

生きているから。


今日も仕事。

昨日書いたように天変地異にはならなかったので仕事。



今日の仕事内容は、

工場の方でとあるコスト削減案があみ出されたというわけで、

それへの対応を、チームの方で相談を受けることになった。


しばし、生産管理を担当している部門の方々かた説明を受け、

それが終わると、上司から突発的に仕事をまわされた。


「例のコスト削減案についてだが、

キャッシュフローベースと発生ベースで比較した資料を作ってくれ」

「わかりました。ところで減価償却の方法は?」

「定額法で3年」

「了解です。また後ほど報告をします」

今回の仕事内容は、今まで職場で勉強してきた管理会計と、

自信がある財務会計的な知識を両方とも用いる作業だ。

つまり、これは俺なりの強みを生かせる仕事だ。


それこそ、水を得た魚である。


結局、報告はいつものことながら明日になってしまったが、

いい資料が作れた。


明日の報告が楽しみである。








定時のベルがなったら、やはり一服。

いい仕事ができれば煙草も酒も格別だ。



至福のひと時を過ごし、自分のデスクに戻ると、

PCのタスクバーに新しく開いたブラウザが点滅していた。

俺宛のインスタントメッセージだ。


我が社のPCにインストールされているメッセンジャーなら、

社内でPCにログインしている人になら誰とでもつなげる。

おかげで仕事中、休憩中関係なく、友人などとどうでもいい会話ができるのだ。



で、俺宛のメッセージが誰からのものだったかというと、

どういうわけか仲の良いJからだった。

Jは人懐っこい感じの、いわゆる『不思議ちゃん』だ。


「おつかれ、最近冷たいよね~、ホント泣きそうになった」

「え?あぁ、すみません。これからはもうちょっと頻繁に送りますんで何卒穏便に」

「ううん、いいの。仕事だったらしょうがないもんね、心がつながってればそれでいい」


新種の思わせぶりっ子か?

昔の俺ならころっといったかもしれんが、ひっかからんぞ!

いまいち遅かったようだな!Jッ!!


「そうだね。心でつながりますかー」

と適当に合わせてキーボードを叩くと、


「やっぱいい、こわくなった。またね」


なんだこの子は。



以前から不思議な雰囲気だったが、

ホントに良くわからない。


とはいえ別に俺も『何か』を期待しているわけじゃあないので、

別に余裕しゃくしゃくだが。

誰か俺の心をときめかせてみろ!クソが!!



そういうわけで、明日の昼にその子の友達に事の次第を報告して、

笑いをとりにいこうと思う。

昼飯を食うにはなかなかいいネタになるだろう。

それから対策会議。


この会議の結果によっては思いもよらぬ方向性がありえる、かもしれない。





さて、今夜も筋トレ&ランニングに行ってきます。

今日も會社へ行つてきた。

明日も行くことに成るだらう。

天変地異でも起きない限り。




天変地異と云へば、

最近関東では地震が來るなどと騒いでゐたらしいが、

ここ廣島はそんな阿呆な噂とは無縁である。


昨日、以前世話に成つてゐた女と話してゐたときである。

何の世話に成つてゐたかは讀者の想像に任せる。



「最近地震が起きるかどうかが一寸(ちょっと)した騒ぎに成つてゐます」

「ああさうですか、馬鹿な噂で騒ぐのもこれまた馬鹿ですよ」

「前に話したKちやんも恐がつてゐましたよ」

「Kちやんと云へばFカップの娘でしたね」

「さう、そのKちやん」

「地震は『搖れ』ますからね」

「馬鹿」

「何が馬鹿なんですか」

「また助兵衛なことを言つて」

「何を言つてるんですか?地震で搖れるのはあたりまへでせう。ははは。

助兵衛な想像をしてゐたのはあなたの方ぢやありませんか」


そのやうに彼女に言ふと、電話を切られてしまつた。

不埒なことを考へたのは向かうだと云ふのに。



それはさうと、Fカップの娘が地震によつて、

如何ばかり搖れるのか、興味のつきないところである。


若し地震が起こつて搖れる豊滿な女性を見たならば、

関東にお住まひの方、どうか報告して欲しい。



搖れる大地と搖れる熟れた體のコラボレイションである。

男子たる者としては、なんとも夢のある話ではないか。

今日のひとコマ。


昼下がり、煙草を吸ったついでにトイレに行く俺。

用を足し終わり、仕事に向けて気合を入れなおす。

すると、隣のチームの主任さんとすれ違う。


気づくか気づかぬかという曖昧なタイミングですれ違うと、

挨拶をしにくい。

だからって、その後に挨拶したんじゃあ、気まずい。

なんでだろう?


そんな感じでお互いの存在に気づきつつも、

トイレに入ってきたT主任と出て行く俺がすれ違う。


まぁいいや、と思ってとりあえず洗面台の『ペダル』を踏んだ。

(余談だが、わが社のトイレの洗面台はペダルを踏むことで水が出る)

その足で踏みつけると同時の、ジャストタイミングで放屁するT主任。


「ぷぅーっ」


神がかり的な間である。

一瞬、ペダルを踏むとこんな音が出るのか、などと困惑してしまった。


しかし笑うことはできない。

なぜなら俺はサラリーマン、上下関係と職務には忠実だ。



それにしても隣のチームの独り言王のFさんといい、T主任といい、

俺の腹筋を鍛える気満々である。

毎日、幾度となく腹がよじれる。


飲みに行ったとき、先輩社員に、

「ま、お前の席はサファリパークだからな、はっはっは」

そのように言われた理由がわかりかけた気がする。